2006年01月27日
まったりしんみりほんわか
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
★★★★★

ストーリー
テネンバウム家はかつて『天才ファミリー』と呼ばれた有名一家。母エセル(アンジェリカ・ヒューストン)の熱心な教育で、長男チェス(ベン・スティラー)は若くして財を築くビジネスマン、長女(養女)マーゴ(グウィネス・パルトロウ)は劇作家、次男リッチー(ルーク・ウィルソン)は天才テニスプレイヤーとして脚光を浴びました。
20年後、子供たちが幼い頃に家を出たきりだった父(ジーン・ハックマン)が、居着いていたホテルを追い出され突然戻ってきます。
「今までの穴埋めをしたい」という父の希望で、バラバラになっていた家族が再び一緒に暮らすことになります。
映画をみての感想
たしか『バーバー』の劇場で予告を観ました。グウィネスが「わたしのミドルネームは?」と聞き、ジーンハックマンが「それは引っかけだな。ミドルネームはないんだろ」というシーンで、てっきりものすごくバカなコメディなんだと思ってしまいました。それがねらいだったのだと思いますが。劇場公開を見逃しやっと初めて観たとき、家族の抱える問題が案外深刻なことに驚き、正直あんまり笑えませんでした。でも次に観たときにはすべてがいとおしく思えて、死ぬほど笑って、泣きました。
あれだけ個性的な人物がたくさん登場するのに、それぞれ存在感のバランスがとてもよかったと思います。ベルボーイや神父のおじさんですらも。あまり多くを語らない分、その余白を想像でふくらませる楽しみもありました。
一番笑えたのは葬儀のシーンで神父さんが墓標に彫られた言葉に気づく瞬間ですが、大爆笑した直後に『Everyone』が流れ始め、とたんに涙がどばーっと出てしまいます。あの不意打ちは、何度観てもやられてしまいます。
みどころ
ワンシーンごとのトリミングが絶妙で、いちいち額に入れて飾りたいほど美しいです。特にイーライ(オーウェン・ウィルソン)の部屋で、ヘンな絵の前でリッチーとイーライが会話しているシーンなど。今回メイン用に描いたイラストのシーンも、とても大好きです。サントラもメロウな曲が多くてめろめろです。
しかしなんといっても、みどころは超豪華なキャスティングだと思います。オーウェンウィルソンやアンジェリカヒューストンの存在感はもう不動のものですが、「え?この人が?」と思ったのが、ビルマーレイにダニークローヴァー、そしてグウィネスパルトロウでした。今までグウィネスを良いと思ったことがありませんでしたが、あのメイクといいあばずれ具合といい、いっぺんで大好きになりました。ボーダーの陳腐なワンピースに毛皮、絶対真似できませんがモーレツに可愛いです。これからも、こういう役をやってほしいなぁ。ビルマーレイもこのときはずいぶん久しぶりに見た気がしたのですが、最近はおしゃれな映画でよく見かけるようになりました。なんだか、いるだけで良いというか、志村けんのようです。
Posted by Kabachan at : 16:52

ザ・ロイヤルテネンバウムズ(2001)