2006年01月15日
四季とこどもの成長
誰も知らない
予告などを見ているとやけに感動的じゃないか、と思いつつ観に行ったのですが、やはり良くも悪くも是枝監督らしい作品だったと思います。台本のない芝居というのは自然だとは思うけど、母親に対する子供たちの態度に『有名タレントYOUへの照れ』みたいな雰囲気がかなり色濃くあったと思います。冒頭のみんなで食事をするシーンなどは、もっと親子らしいうち解けた雰囲気が必要だったような。 ともあれ、兄弟間のやりとりはごく自然でとてもリアルで、みんなすばらしかったと思います。柳楽くんはずば抜けて輝いていたなぁと思いますが、末っ子の女の子のアドリブっぽい演技に惹かれました。昼下がりに本気でうとうとお昼寝をしていたり、アポロチョコを食べながら「あといっこかいな」と言うところ。とても自然でかわいかった。ところでこの残酷な物語が実話に基づいているということを、わたしは上映開始直前にプログラムを読んで知ってしまい、それでかなり動揺して素直な目で観られなかったと思います。どのシーンを観ても「本当はどうだったの?」ということばかりを考えてしまって、バカなわたしです。そして、親がいなくともたくましく育っていく子供たちの心境は、ママっ子だったわたしには想像もしえないものでした。時間をおいて、ぜひもう一度観てみたい映画だと思います。
Posted by Kabachan at : 19:40
