2007年05月05日
あっそ。
運命じゃない人
公開時にタイトルにひかれて観に行きたいなぁと思ってましたが、やっと観ることができました。タイトル以外なにも知らずに観たのですが、恋愛映画かと思いきや思わぬ展開でとても楽しめました。
婚約者と別れたばかりの真紀ちゃんが日本一いい人な宮田くんと出会う第1話、宮田くんの親友で私立探偵の神田くんがえらい目に合う第2話、やくざの組長浅井さんの第3話と、時間を前後させたりそれぞれの視点から見せることで「なるほどねぇ」となるお話です。
こういう時系列をいじくった作品は「パルプフィクションみたいで見飽きた」なんていう意見をどこかで拝見しましたが、時系列いじくりカテゴリってことでいいのではないかと思います。それに、視点が変わることで人の印象がものすごく違って見えるのがおもしろかったです(特に組長)。あ、宮田君だけは最初から最後までひたすらいい人でしたが。
キャスト陣はわたしは誰ひとり知らなかったのですが、みんな演技が上手で良い味出てたと思いました。特にわたしは、神田くんと組長にはまりました。組長は山本譲二みたいだったなぁ。こわそうに見えるけど意外にまぬけで、でもやっぱりしめるとこはきっちりしめててちょっと格好良かったです。捨てぜりふみたいな「あっそ」も良かったです。
前半は名言なセリフがたくさんあったと思います。婚約解消した真紀ちゃんの「自分のしあわせを他人に託すからこんなことになるんだ」とか、恋にのんきすぎる宮田くんを説教する神田くんのセリフは、すごく笑えたし妙に納得させられてしまいました。「30過ぎたら自然な出会いなんかないんだからな。クラス替えとか学園祭とかないんだからな」とか。
時間が行ったり来たりするのでそれを説明するための映像が多用されていますが、ちょっとわかりやすすぎて単純な印象がありました。もうちょっと余白があって、勝手に想像してにんまりする楽しみが欲しかったかも。
ともあれ日々自分の気づかないうちに、自分のまわりでこんなドラマが繰り広げられているとしたらこわいなぁ。
Posted by Kabachan at : 19:05


運命じゃない人(2004)