2007年01月26日
誰かと食べるおいしいごはん
マーサの幸せレシピ
腕は良いけど、神経質で完璧主義でいつもイライラしてばかりのシェフ、マーサ。気心の知れた姉が、姪と一緒に遠方から遊びに来る途中で事故に遭い死んでしまいます。マーサは悲しみに暮れる間もなく、身寄りのない姪のリナを引き取ることになります。

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2006年12月01日
愛しい人生
みなさん、さようなら
末期ガンに冒された中年男性レミと、彼を慕う家族や友人たちのお話です。オープニング、病院の長い長い廊下をナース姿のシスターが歩くシーンは、まるでドキュメンタリーを観ているような迫力。「ママもこんな風に死にたいわ!」という母の推薦で観てみました。粗末な病院の相部屋で療養中のレミに、エリートの息子は巧みな話術とお金を使って立派な個室を用意し、友人たちを集めます。ガンの苦しみに耐えることは辛いだろうけど、こんな風に愛する人たちに見守られて穏やかに死を迎えることは幸せなことかもと思いました。でもレミは、その間際まで「死ぬ意味が見つけられない」と言っていました。それでも自分の死を受け入れなければならないって、どんな気分なんだろう。
合間合間に、レミが16世紀に殺された先住民の話をしたり背景のテレビニュースでニューヨークの貿易センタービルに飛行機が突っ込む映像が流れたり、たくさんの死とひとつの命の終わりが妙に重なって気が遠くなりそうでした。
それでも、エンディングで流れる「太陽と雨を鞄に入れて、雲の向こうから友がやってくる」というような歌は、とてもかろやかに心にひびきました。
Posted by Kabachan at : 14:09 | Comments (0)
2006年03月17日
・・・重い
モンスター
シャーリーズ・セロンの変貌ぶりに興味があって観たのですが、終わってしばらく放心してしまうほど重たい作品。
実話ということに加え、アイリーンがすでに処刑されているということ、それにシャーリーズの迫真の演技に圧倒されてしまいました。彼女自身、アル中で暴力的だった父親を母親が銃殺するという体験をしていますから、どういう気持ちで演じていたんだろうかとかいろいろ考えてしまいました。当たり前のことだけど、人が人として生きていくには愛情や最低限の教育が不可欠なんだなぁと改めて感じました。なにも与えられなかった彼女のような人は、歪んだ正義で自分を守ることしかできず、時にはそれが他人や自分を破滅させてしまうのでしょうか。
それにしても、今まですっごい美人としか見られなかったシャーリーズでしたが、十分に演技力もあるってことがわかりました。しかし特殊メイクもすごいもんですね。クリスティーナも、若さにまかせた薄情っぷりがうまかったと思います。
Posted by Kabachan at : 17:59 | Comments (0)
2006年02月20日
不器用なおとな劇
ムッシュ・カステラの恋
典型的な中小企業の冴えない中年社長、世間知らずのその妻、将来の見えないオールドミスの舞台女優、堅物のもと刑事などなど、など...。「こういうめんどくさい人、いるいる〜」といった感じの、不器用なおとな大集合。みんな悪い人じゃないんだけど、不器用故に大切な人とすれ違うばかり。これが若い人の話なら「ふん。死ぬまで悩め」てなものですが、みんながみんな「いい年してもー」と、言いたくなるような憎めない人ばかりです。『ムッシュ・カステラの恋』とひとくくりにしてしまうにはもったいない、いろんな人たちのドラマです。
監督は『家族の気分』の脚本・出演もしていた女性、本作でもバーで働くマニー役で出演しているようです。脚本も主演のジャン=ピエール・バクリとともに手がけていて、脇役に至るまでもキャラクター描写が細やかで(みんなわかりやすすぎる気もするけど)、全体の暖かい雰囲気にも好感が持てました。
もうちょっと観たい!と思わせるエンディングも、フランスらしくて好きです。すべてがうまくおさまって「めでたしめでたし♪」というエンディングよりも(例えば『ラブ・アクチュアリー』のような...あれはあれで大好きですが)、現実的で「そして人生は続く...」という余韻が残るのがなんとも良いです。
Posted by Kabachan at : 17:13 | Comments (3)
2006年01月17日
マルコヴィッチだらけ
マルコヴィッチの穴
前半は気楽に笑っていられるのですが、何度観ても終わりに近づくにつれて頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。捨て身のキャメロンディアスには感服しました。救いがたいもっさり感です。
Posted by Kabachan at : 22:04 | Comments (0)
恋は想定外
満月の夜
本作が遺作となってしまったという主演のパスカルオジェ、ロメール作品の主演女優としては異彩を放つ存在感で、とにかく声がキュートでした。若きチェッキーカリョはヴィンセントギャロのようでした。ファブリスルキーニはいつも通り。パスカルオジェとチェッキーカリョと暮らす郊外の広い家、それからパリのアパート、内装やインテリアにとてもときめきました。
喜劇と格言シリーズ。誰かをやきもきさせて自分の好きなように生きるのは良いだろうけど、相手の心までは思い通りになりません。
Posted by Kabachan at : 22:03 | Comments (0)
かなしみを乗り越えるドライブ
息子の部屋
ブライアンイーノのテーマソングは『天国の口、終わりの楽園』でも使われていて、再び観たらとても良い曲だなぁと思いました。生きるヒントになるような映画だと思います。
Posted by Kabachan at : 22:02 | Comments (0)
オリーブ畑とおっぱい
魅せられて
6、7年前に魅せられて以来、最近になってスカパー!でやっていたのを懐かしむように観ました。やっぱり魅せられちゃったなぁ。イタリアの田舎風景と、みずみずしく美しすぎるリブタイラー…故にストーリーがあまり頭に入ってこないのですが。昔観たときに、すごく安っぽく見えていた女の子はレイチェルワイズでした。レイチェルワイズだと思って見ると、やっぱりきれいなレイチェルワイズに見えるのでした。
Posted by Kabachan at : 22:01 | Comments (0)
できた執事
Mr.ディーズ
ばからしいと鼻で笑いつつも憎めぬ映画です。最高にぬるいですが…。アダムサンドラーはどの映画で見ても同じ人。ウィノナライダーも少し老けたなぁと思います。この映画を支えていたのは、ジョンタトゥーロの存在だけだったと思います。
Posted by Kabachan at : 22:00 | Comments (0)
ミア・ファローもちょっとこわい
見えない恐怖
若き盲目のミアファローが殺人鬼に狙われる、おそろしいお話です。ミアファローは盲目が故に、屋敷の中で住人がたくさん殺されていることに気づかずにしばらく過ごすのですが、その設定と見せ方がとてもよくできているのです。ミアファローは難なく乗馬をこなしたり、さすがは良いとこのお嬢さんといった雰囲気ですが、丘から転げ落ちてどろんこになるようなシーンもスタントなしでやっていて(たぶん)、役者魂を見せつけています。
Posted by Kabachan at : 21:59 | Comments (0)
笑いにかけた人生
マン・オン・ザ・ムーン
ジムキャリーの主演作では、これが一番好きかもしれません。アンディカウフマンのことはまったく知らなかったけど、彼の芸はお客さんの反応もひっくるめて、それを客観的に見て初めて成立するのかしら。と思いました。だから映画を通して観るとすごくおもしろい。ジムキャリーは申し分なかったと思います。
Posted by Kabachan at : 21:58 | Comments (0)
うっとり謎だらけ
マルホランド・ドライブ
空港に降り立つベティ(ナオミワッツ)のはつらつとした表情とは裏腹に、あのぞくっとする独特な感じ。初めて観たとき(劇場)は、このシーンで「デヴィッドリンチ最高!」って叫びそうになりました。見終わったときにはかなり混乱してはいましたが、断片的に印象に残るシーンがたくさんあり、かなり余韻に浸ったままおうちに帰ったものです。中でも、ベティとアダムがオーディション中に見つめ合うシーンが、身震いするほど好きです。バックで歌っていたキャロルとカミーラの歌に、うっとりとろけそうでした。ああいう雰囲気の女優さん(ツインピークスのローラもしかり)、とってもリンチっぽくてたまらないです。
そうこうして、うっとりはらはら何度も観るうちに、なんとなく自分なりに解釈できるようになりました。といっても謎だらけですが。
Posted by Kabachan at : 21:57 | Comments (0)
古い住まい
幻の光
ストーリーよりも、ワンカットごとの画面の美しさに見入ってしまいました。江角マキコと浅野忠信の暮らす古いアパート、内藤剛の海辺の家も良い感じにおんぼろで、自分の育った古い家を思い出してとても懐かしくなりました。子供の頃は大嫌いな家だったけど、今となってはなぁ。それにしても日本の映画って、どうしてこう暗くて声が小さいんでしょうか。雰囲気があって良いとは思うんですが、息子がキャッキャとはしゃぐ横でせりふが聞こえないというのはとっても辛い。映画館で観ろということでしょうか。
Posted by Kabachan at : 21:56 | Comments (0)
寡黙と度胸の女
モーヴァン
『アンダーザスキン』『ギター弾きの恋』『マイノリティリポート』『CODE46』、どれを見てもサマンサモートンは多くを語らず、ミステリアスでなおかつ可愛すぎます。モーヴァンの心の闇はわたしにはまったく理解できませんが、あんな風になってみたいなとは思います。きっとどこででも生きていけるだろうな。かっこいいです。
Posted by Kabachan at : 21:56 | Comments (0)
ハトみたいな…
メルシィ!人生
かなり面白かったと思うのですが、フランシスヴェベール監督の前作『奇人たちの晩餐会』が強烈すぎて、ちょっと期待しすぎてしまいました。初っぱな、ベランダから飛び降りようとする主人公に向かって、隣の住人が「そこから落ちたら俺の車がつぶれる」と言うシーンでかなり期待がふくらみますが、そのまま爆笑寸止め状態のまま不完全燃焼で終わってしまいました。まあすごく面白かったんですが。
Posted by Kabachan at : 21:55 | Comments (0)
むっちり&ゴージャス
耳に残るは君の歌声
ジョニーデップは『ショコラ』の役とタブってしまいました。良かったけど、クリスティーナとケイトブランシェットの存在がキョーレツ過ぎてそれほど印象に残りませんでした。ケイトブランシェットのゴージャスなこと!ステージ上でのウィンクにくらっと来ましたが、その後恋仲になったジョンタトゥーロに冷たくされ「は?」な表情をするのがなんともうまいです。クリスティーナは台詞が少なく、ほとんど目力勝負という感じでした。むっちりいい女(最近ではやせてしまったようで、ちょっと残念)。 ラストシーン、しばしの沈黙がなんとも良かったです。
Posted by Kabachan at : 21:54 | Comments (0)
それは起こった
マグノリア
死ぬほど長いのに何回も観てしまうし、その度に涙と鼻水でどろどろになってます。あんなにたくさんの人々を情緒豊かに描写して、それぞれが意味を持ちながらわずかに繋がっていくさまが、身震いしそうに素晴らしいと思います。『WiseUp』が流れるシーンは演出も冴えてるし、というかそんな感想を述べるのもあほらしく思えるほど、涙と鼻水でどろどろです。
最後のアレで、思わず『ショートカッツ』の最後の地震を思い出してしまいました。あれですべてが繋がるという意味合いでは、アレと地震は同じような役割だったのでしょうか。もっとも、ただ地震が起きたショートカッツとは違って、アレによっていろんなことが変わりました。それにしてもアレの迫力はすごかったなあ。それでも冷静に「あり得る」なんて言われると、まぁいろんな偶然が重なったし。なんて思ってしまいます。
ジュリアンムーアのいかれっぷりもまた、すごい迫力だったと思います。薬局で泣き叫ぶシーンが、一番印象に残りました。撮影風景はいったいどんな感じだったんでしょう。かなり本気で落ち込みそうです。トムクルーズは、最近の彼の言動のせいもあり、彼が映るたびに「サイエントロジー...」と心でつぶやいてしまうのでした。
Posted by Kabachan at : 20:34 | Comments (0)
