July 24, 2011 | 11:03  |  ,  | Comments(0)
ストーリー
巨大な悪の組織、山王会(会長関内:北村総一朗、若頭加藤:三浦友和)。そこに属する池本組(組長池本:國村隼、若頭小沢:杉本哲太)とそのまた下に属する大友組(組長大友:ビートたけし、若頭水野:椎名桔平)。
山王会の傘下に入ることをもくろむ村瀬組の組長(石橋蓮司)は、池本と兄弟の盃を交わすが、池本はそれを快く思わない加藤からの忠告を受ける。自分の手を汚すことを避けたい池本は、大友に村瀬をしめるよう指示するが、それがもととなり組織を巻き込む大きな戦争となっていく。
映画を見ての感想
01-043-2.jpg 『あの夏、いちばん静かな海。』や『アキレスと亀』など、大好きな北野作品はあるものの、暴力シーンの多い『ソナチネ』や『その男凶暴につき』などは怖くて見られないままです。アウトレイジも、キャストの顔ぶれがすごすぎて気になっていたものの結局劇場では見られず。この度やっと(おそるおそる)見たのですが、予想外に面白くて続けて何度も見なおしてしまいました。いやはや、『全員悪人』というコピーに随分救われた気がします。
大きな組織の中での、まるで小学生の喧嘩のような応酬の嵐。菓子折りのように札束とつめた指を差し出すさまに、痛いのも忘れてにやけてしまいました。カッターでの指つめを強要され、拒否するもやんややんや言われるうち「やってやるよこのやろう!」とつい言ってしまう血の気の多さかな(だいぶ字余り)。
歯医者(痛すぎる)やベロべぇーのエンタメ的なバイオレンスシーンは、作品には必要だろうけどもやはり好きなシーンではありませんでした。一番印象深かったのは、大友の漏らした「貧乏くじばっかりだよ」というせりふ。ちょっと泣きそうになりました。
また、池本にいいようにされてばかりの村さんが、最後にはいい人に見えてきたりして。おもしろかったです。大使館の黒人のからみも、緊張が程よく解けてよかった。
みどころ
監督のインタビューで「上手い役者ばかりで勝手にやってくれて助かった」というのを読みましたが、本当にみんなすごいなぁと思いました。
ほんとにみんなすごいのだけど、特に、今までかっこいいと思ったこともなかった椎名桔平と杉本哲太がむちゃくちゃかっこよかったです。ふたりの表情やせりふ回しには見入ってしまいました。三浦友和もやけに日焼けが気になりましたが、パンチが効いてかっこよかった。
一番期待していたのは初悪人姿の加瀬亮なんですが。彼は頭脳派のインテリヤクザという役どころでしたが、軟弱な感じはそのままで、それが血の気の多い気合の入った男たちに囲まれているため、かっこよくは見えませんでした。はは。小日向文世の小賢しっぷりも、敵か味方かわからない感じで凄かったですが、このふたりはほんとに重力ピエロのあのふたりなのか?という変貌ぶりは、役者さんってすごいなぁと思うに尽きるのであります。

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