January 23, 2008 | 21:31  |  ,  | Comments(0)

ブロークバック・マウンテン

ヒース・レジャーが亡くなりました。
わたしは特に熱烈なファンではなかったのだけど、今朝のニュースを聞いてとても驚きました。彼の作品は『チョコレート』と『ブロークバック・マウンテン』ぐらいしか知らないのですが、どちらも繊細な役柄をすばらしくこなしていたと思います。伏し目がちにぼそっと聞こえる低い声、シブかったです。
てっきりわたしより少し年上だと思っていたのに、まだ28歳だったなんて。死因は睡眠薬の過剰摂取では?と言われていますが、どんな原因があったにせよ、28歳は若すぎますね。先日のブラッド・レンフロの訃報にも本当にびっくりしたけど、ショックです。 ブロークバック・マウンテン
今日はそんなもんで、ブロークバック・マウンテンをもう一度観てみました。もう3回ぐらいは観てるんだけど、初っぱなの配給会社のロゴが出たときのBGMですでに泣けてしまいます。サントラ、すばらしいですね。壮大な牧場の風景そのまま。

ストーリーは、ふたりの若者イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)が牧場での労働で生活を共にし、お互いにひかれあいながらもそれぞれの家庭を持ち、その後再び再会してあれこれ...。
こんな時代の同性愛者の苦しみってどんなものだったのでしょう。このどうしようもなさに、やるせない気持ちが残ります。ヒラリー・スワンクの『ボーイズ・ドント・クライ』も、やっぱり同じように感じた映画ですが、あれは「もう少しで幸せになれたかもしれないのに!」とエンディングで感じたのに対し、こちらは「ふたりで暮らそう」というセリフがやけにむなしく聞こえました。
にしても、イニスとジャックのラブシーンはかなりの迫力でした。ヒース、獣のように唸ってましたなぁ。ふたりとも男前なのに、もったいないなぁなんて思いながら見てました。男同士の濡れ場といえば、わたしにとってはなんたって『ブエノスアイレス』が衝撃的でしたが、あれは映画館でひとりで観たのもあって本気でこわかったです。喧嘩してるみたい。

ふたりの牧場での仕事はかなり過酷なものでしたが、食事のシーンを見るのが楽しかったです。無断でしとめた鹿を食べるシーンが、サバイバルだなぁって感じで面白かったです。ああいう風に肉を干してみたいなぁ。
また、ふたりがそれぞれの家庭を持ってからの、感謝祭の七面鳥のシーンは食い入るように見てしまいました。七面鳥って大きいのね。間違いなくうちのオーブンには入りません。ジャックの息子が「これを2週間食べ続けるんでしょ?」と言ってましたが、えー!あれを2週間食べ続けるの??飽きませんか?

イニスの妻役のミシェル・ウィリアムズはあんまり評判良くないようだけど、小さくて肌もきれいで良いなぁと思いました。だんなさんと男友達が物陰に隠れてぶちゅ〜とやってるのを唐突に目撃してしまった場合、やっぱりあんな風になるでしょうか。ミシェルの表情を見ているだけで息が止まりそうでした。その後クーラーボックスに入れたメモのくだりも、なんともやるせない。

見終わって、この人が死んじゃったなんてほんとにもったいないなぁと思いました。年をとってもっとかっこよくなった姿も見てみたかったなぁ。ご冥福をお祈りします。

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