January 27, 2006 | 16:02  |  ,  | Comments(0)

リバティ・ハイツ

リバティ・ハイツ
ストーリー
1950年代のボルチモア。裕福なユダヤ人の家庭に育ったベン(ベン・フォスター)は、友人のシェルドン(エヴァン・ニューマン)とマレー(ゲイリー・ローゼンタール)とともにカントリークラブ(プール?)にやってきますが、入口に『ユダヤ人、犬または黒人お断り』の看板を見つけて憤慨します。「黒人が泳いでいるのを見たことないし犬は看板が読めないから、あれはユダヤ人に当てた看板だ」とベン。彼は自分がユダヤ人であることを意識する一方で、クラスメイトの黒人少女シルビア(レベッカ・ジョンソン)に興味を持ち始めます。しかし彼女の家庭とは宗教も違い、医者である彼女の父親に会うことを禁じられます。
ベンの兄であるシルヴァン(エイドリアン・ブロディ)はハロウィーンパーティで、美しい娘ダビー(キャロリン・マーフィ)に一目惚れをしてしまいます。後日ダビーとの再会を願うシルヴァンは、パーティで知り合ったトレイ(ジャスティン・チャンバース)にそのことを相談しますが、実はダビーはトレイの恋人だったのです。そのことを知らされないまま、シルヴァンはダビーと再会することになります。
ベンたちの父親であるネイト(ジョン・マンテーニャ)は、仲間とショー小屋の経営を隠れ蓑にナンバー賭博で稼ぎを得ています。しかし利益の少ないことから、かけ金を上げてボーナスをつけるシステムを導入します。するとそれに飛びついたドラッグディーラーのメルビン(オーランド・ジョーンズ)が10万ドルを当ててしまったことから、ネイトはメルビンに共同経営の話を持ちかけます。
映画をみての感想
003-1.jpg ストーリーだけ読むと堅苦しく感じるかもしれませんが、人種問題やユダヤ人のビジネス模様などをさほど深刻でもなく、父と息子の目を通してさらりと描いています。とても心地の良い作品だと思います。家庭の中でのやりとりはユーモラスで可笑しい(特におばあちゃん)。同じようにこの時代のユダヤ人の家庭を描いた、ウディアレンの『ラジオ・デイズ』を思い出しました。
父親のビジネスシーンも、綱渡りなやりとりがとても楽しめました。ユダヤ人はずる賢く、黒人は単純という印象をもろに受けましたが、やはりオーランド・ジョーンズのあっけらかんとしたバカっぽさは笑わずにおれません。
『Sh-Boom』は好きですが、その他サントラはいまいちかな。
カメラがクリストファー・ドイルということにはちょっと驚きました。奇抜な映像のイメージしかなかったので、全く気にもとめずに見てしまいました。
みどころ
ベン・フォスターの好青年ぶりが、なんといってもみどころといえます。実は彼の大ファンですが、この作品での彼のまっすぐで芯の強い役所はまさに理想の息子像。突拍子もない言動も、『大物!』と感じてしまいます。黒人の少女レベッカ・ジョンソンもとてもかわいい女の子で、ふたりの淡い恋には胸がきゅんとなります。
また、ベン・フォスターとエイドリアン・ブロディのそれぞれの友達の役所は、ともに笑えます。

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