[ July 2007 ] Archive
意外性
なにをたべたかわかる?:長 新太

ねこがものすごく大きなさかなを釣って背中にしょって帰りますが、道中なぜかさかながどんどん重くなっていきます。なんでかなぁ。ねこはさかなが見えないので、なにが起きているのかわかりません。
ひらがなだけのとても心地よい語り口ですが、絵を見ただけでもぱらぱら漫画のように楽しめると思います。息子はまず自分で絵だけを見て大喜びして、その後読み聞かせをしてまた喜び、その後食べたものを振り返ってまた大喜びしていました。
ねこ、力持ちだしかっこいいなぁ。自分の知らないところですごいことが起きてる展開は『ブタヤマさんたらブタヤマさん』を読んだときに「知らず知らずのうちにこんなことも起きてるかもなぁ」と思ったりしましたが、このねこさんは自分も実はすごかったというオチですね。ぜひ読んでみて欲しいです。
ポンコちゃん
あるけあるけ:長 新太

それにつられて、電車や鉄橋、飛行機や山までも歩き始めてしまいます。
ポンコ、ポンコ、ポンコ、ポンコ。
ポンコ、ポンコの響きやリズムが楽しくて、息子たちも真似します。
歩くことは大切だものね。
電車や飛行機が歩いてちゃ本末転倒ですが、一緒に歩いてみるのも悪くないかもしれません。物怖じせずに変なものと歩いているポンコちゃんは、なんだかかっこいい。
読んだあとは「ポンコ、ポンコ」とつぶやきながら歩きたくなります。やってみると、とても楽しいのであります。
息子の部屋
どっぷりナンセンス
ウシバス:スズキコージ

こどもの頃、いとこのおうちにあった『サルビルサ
表紙のきれいなグリーンに惹かれたと思われますが、スズキコージの名前を見て一瞬ひるみました。トラウマですね。でもぱらぱらめくってみたらちょっとおもしろそうで、とりあえず息子の反応が見てみたくて借りました。そしたら息子は予想以上にたいそう気に入った様子、続けて2回読まされました。
ウシバスと聞けば日本人ならネコバスを思い浮かべてしまうんじゃないかと思いますが、あんなバスっぽい立派な乗り物ではなく、ウシマークの停留所に普通のウシが突進してきます。お客さんを背中に乗せてウシバスはうれしそうに出発しますが、本能の赴くままに暴走し、水に飛び込んで泳いだり魚を捕まえたりするものだから、かわいそうなお客さんは次々と振り落とされていきます。
絵が魅力的で、うれしそうなウシバスやかわいそうなお客さんの表情が絶妙なのです。 スズキコージさん流の擬音語のみの文章は、かなり読み手の技量が必要と思われます。ウシバスの足音とか人のざわつきとか、効果音があればなぁ。
それにしても、すっかりナンセンスの渦に巻かれっぱなしの母と息子です。 長男が小さい頃によかれと思って買った絵本、変にセンチメンタルなものにはまるで心が動かなくなってしまいました。
干物すしブーム

昨日の晩ご飯は、アジの干物のちらし寿司、トマト、ひじきの煮物、ワカメと春雨のスープでした。
干物を混ぜたおすし、ただいま我が家ではパパカレーに次ぐ人気メニューです。簡単だし、わたしも大助かり。次男はもちろんもりもり食べますが、最近小食気味の長男もおかわりするほどです。
ばけますよ ばけますよ
はんぶんタヌキ:長 新太

昨日の夜息子に読んだのですが、一緒に大笑いしながらページをめくりました。「あらあら はんぶん タヌキです タヌキです」という言葉のリズムと、次々に繰り出されるタヌキの化け姿。ばけバリエーションも豊富です。
ジャンボジェット機になっても小鳥になっても、はんぶんはしっかりタヌキ。芸達者なのか半人前なのかわからないところがまた良いです。ばけたいだけばけてさっさとシメてしまう感じもまた、憎めません。
朝から飯炊き

日曜日、パンがなかったので珍しくまともな和食の朝食を作りました。
土曜日、寝る前にお米をといで水に浸して、おみそ汁用のお鍋に昆布と水を入れておきました。これが毎日できればいいんだけど、簡単なこととはいえ、まぁ、まずできません。前の夜に残ったごはんやおみそ汁を翌朝食べることはあるけど。
ジオジオのかんむり:岸田 衿子 (文)、中谷 千代子 (絵)
ジオジオのかんむり:岸田 衿子 (文)、中谷 千代子 (絵)

だけども年老いたジオジオは、どうぶつたちを追いかけることをやめて誰かと話をしてみたくなりました。そこへ、たまごを失ったとりが声をかけました。
昔、妹の部屋にあったのをなにげなく読んで、思いもよらず号泣してしまいました。
ジオジオが水面に写った自分の姿を見て「おや、しらががはえてきた」と言うところで、いつもとても悲しくなってしまいます。
だけれど強くて孤独だったジオジオが、とりとたまごを守ることで優しくて大きな存在に変わっていくのが感動的。また、たまごから次々とかえるひなたちと、次第に衰えていくジオジオの姿がとても印象に残ります。こうやって生命がめぐっていくのだなぁということを感じました。
そういう大切なことを、押し付けるのではなくさりげなく教えてくれる絵本じゃないかと思います。
キャンバス地のざらざらとした質感や、タッチや色彩もとても味わい深いです。ジオジオの表情もなんともいえず良いです。
















