[ August 2007 ] Archive
パラリとやってきもちがスーッ
アブアアとアブブブ:長 新太

アブのアブアアとアブブブは兄弟。ふたりはいつも丸めた紙をぶら下げて飛んでいき、それを誰かさんの前にパラリとたらして、そしてまた飛び去っていきます。それをやると気持ちがスーッとするんだって。
ただそれだけのお話なのです。これで絵本がつくれるなんて衝撃的。だけどこれがむちゃくちゃおもしろいのです。紙をパラリとやられたあとの、被害者の表情がなんとも言えない。
アブアアとアブブブ、かっこいい。長さんの作品の中で、一番ハードボイルドなキャラクターかもしれません。和田誠さんは、このアブたちの行為を「とってもエロティックですよ」と言っていました。わたしも、このおもしろさは大人向けな気がしていたのですが、息子に読んでみたらすごくうけてました。思わず「なにがおもしろいの?」って聞いてしまった。
だまされたニャ〜
ねこだまし:斉藤 洋(文)、高畠 那生(絵)

家にやってきては、ねこらしからぬ変なものを欲しがる近所のねこ。よそのうちからももらっているみたい。なにをたくらんでいるのかしら。
こういう、近所物語ってわくわくします。こどもの頃に母が買ってくれた『どろぼう夫婦』という絵本が今でも宝物ですが(残念ながら絶版)、それも隣の夫婦が実は泥棒なんじゃないかと小さな男の子が妄想するおはなしです。
近所の人って親しいわけではなくても、家から出入りしているだけでもいろんな行動パターンがあってなにかと妄想してしまいます。うちの家は私道をはさんで10軒の家が向かい合わせに建っているので、玄関を出入りする気配がよくわかります。「あ、なんとかさんが帰ってきた」とか。市原悦子みたいできもいと言われたことがあるんですが、郵便受けをのぞいたりしてるわけじゃなし。
うちもねこが借り物に来たらいいのにな。
愛と秘密のひと、そして休憩
地平線のひと
長新太 ナンセンスの地平線からやってきた:土井 章史 (編)

長さんが長さんになる前からの作品から年代別にまとめられ、とても愛のこもった解説付き。これを編集された土井章史さんという方は、長年長さんとの仕事に携わりながら古本屋で長さんの作品を探し回り続けた長さんオタク。ご本人を知りながらそんなことをしていた人なんで、この本をつくるのにも相当な想いがあったことと思います。それがずっしりと伝わる内容なのでした。
ぱらっとページをめくったところに、長さんの写真がこちらをちろりと見ていて、あまりの不意打ちに胸を打ち抜かれたような思いがしました。いじけたような、ふざけたような、でもちょっとかなしげでもある大好きな写真です。土井さん、憎いッス。
それから、若い頃の、仕事部屋にいる長さんの写真も大好きです。とっても居心地の良さそうな仕事部屋なのです。この写真が載っているのが長さんの奥様である鈴木フミさんへのインタビューのページなのですが、『聞いてみたかった、チョーさんの日常』だなんて、長さんファンなら心が震えるような記事なのでした。奥様、立派な方だなぁと思いました。わたしは長さんが大好きだけど、でももし自分のだんなさんだったら困るなぁ...(妄想チュウ)。
そういえば『飛ぶ教室』の特集だったか、長さん年表みたいなのを見ていたら、長さんがイタリアのなんとか漫画賞を受賞したついでに2ヶ月のヨーロッパ旅行をしていたとき、奥様は息子さんを妊娠中でした(9月に帰国して11月に長男出産と書いてあった気がする)。奥様、やっぱ立派だなぁ。長さんの、数え切れない素晴らしい作品は、この奥様の度量あってこそのものなんですね。
全部読み終えて「ぷー。満足満足」。でもそのあとに思ったことは、こんな風に過去のことや日常のことをほじくり返されて、長さんは怒っていないかしら。ということでした。でもわたしは、また少し長さんを知ることができてうれしいです。まだまだまだまだ謎だらけですけど。
ナノヨ!ナノヨ!
くもの日記ちょう:長 新太

『絵本画家の日記』などにも似た構成のタイトル通りくも(雲)の日記なのですが、文章も長さんの手描きで(長さんの文字、大好きです)、くもの姿を借りた長さん自身の妄想日記のような気もしました。
天気予報士が「このくもはこっちに行くでしょう」というのを聞いたくもは、「いいなりにはならない」と反対の方へ走っていったり。
長さんといえば、現在京都で長新太展ナノヨが開催中です。わたしはこれにどうしても行きたくて「そうだ、京都に行こう」とだんなさんに懇願していたのですが、「暑いからやだ」と相手にしてもらえずひとり悶々としてました。
そしたらmixiの長新太コミュで「横浜でも長新太展ナノヨ」という情報をキャッチし、小躍りしてしまいました。うれしいうれしい。
どんな風にもかたちを変えられてどこへだって飛んでいける、自由なくも。つかみどころのないくもの日記は、概念に縛られているわたしの脳みそを、ほんのちょっとやわらかくしてくれまた。
最後の日記はなんとも言葉にできないほど、心を揺さぶられました。さみしいような、うらやましいような。そして、長さんはきっとくもになったのね。と思いました。宝物の1冊になりそうです。
ゆうやけとDTM

昨日の朝はものすごい雷の音で目覚めました。だんなさんの出勤時間を狙ったかのようにざぁーっと一雨降り、そして夕方にはものすごく美しい夕焼けになりました。雨が降って、空がすっきりした感じ。
耐久レースへの野望「グーか?パーか?」

先週の土曜日、久しぶりにオリビエが遊びに来ました。
ゴールデンウィーク前に一緒に千葉に行ったのが最後なので、まぁ結構久しぶりなのでした。4年前から192センチの大男だけど、いまだに会うたび「大きくなったね」と言ってしまう。うちにあるものがすべてミニチュアに見えてしまいます。
どうにもこうにもせつないぞ

終戦記念日の8月15日は、毎年恒例家族そろって多摩川の花火を見に行きました。多摩川まで徒歩1分、我ながら、ほんっといいとこに住んじゃってるなぁと思います。まわりが工場だらけだろうが家が小さかろうが、「でも多摩川のそばで暮らせるなら、たとえ3億円当たったって引っ越さない!」と思う次第。はずれましたけどね、サマージャンボ。
富士でアタックの巻(長文)

13日の月曜日、富士スピードウェイでアルファロメオチャレンジ関東第4戦がありました。だんなさんがタイムアタックで初参戦しました。マシン名は『BEER155V6』...酔っぱらい??
本庄でトレーニングの巻

8月5日日曜日、だんなさんがユーロトレーニングに参加するので、埼玉県の本庄サーキットに行ってきました。
だんなさんは3時半起きでDESTINOの人たちと先に出かけてしまったので、わたしは次男のお弁当を作ってクーラーボックスに入れ、息子ふたりを連れてロメ夫で後を追いかけたのでした。
だんなさん抜きで遠出をしたことがほとんどないので緊張してしまいました。ナビがあれば安心とか昔は思ってましたが、ナビの指示通りに曲がれないことがあったりしていつも迷子になるのです。情けなし。この日も2度ほど曲がるべきところを間違えましたが、渋滞もなく2時間ほどで無事に目的地に着きました。















