[ May 2010 ]  Archive

5月の思い出

May 24, 2010 | 22:31  | 
20100524-1.jpg 土曜日に小学校の学校公開があり月曜日がお休みになったので、日〜月で長野に行ってみました。大田区の保養施設に泊まるのが目的でしたが、保養どころか、筋肉痛になりそうな旅でした(でもならなかった!)。

やりたい事とやらなきゃいけない事の狭間

May 14, 2010 | 16:43  | 
20100514.jpg ゴールデンウィークはどこにも行かなかった。
5月4日は富士にアルチャレ観戦に良く予定だったけど、長男の急な発熱で断念。たまにこういう事がある長男。だんなさんの方はまたクラス優勝したようです。近頃好調の模様。

その黒いことは寒天だ

May 1, 2010 | 15:43  | 

ガドルフの百合:宮沢 賢治(著)、ささめや ゆき(絵)

ガドルフの百合:宮沢 賢治(著)、ささめや ゆき(絵)これも母からもらった本です。もらうまで宮沢賢治のこんな作品があることすら知りませんでした。ささめやさんの描いた百合の存在感に圧倒される表紙。

ささめやさんにとっては、これが初めての絵本のお仕事だったそうです。その時の苦労話は何度読んでも飽きません。
「ストーリーは何度読んでもわからなかった」とささめやさんも言っているけど、わたしもやっぱりわかりませんでした。これも調べてみるといろんな説がぞろぞろと出てくるのだけど、そればかり見ていると本来の本の存在を忘れてしまいそうなのでもう見ない。

物語というよりほとんど詩のようなのですが、繰り返して読むうち、ことばの不思議さや表現に魅了されていくようです。
「ハックニー馬のしっぽのような、巫山戯た(ふざけた)楊の並木と陶製の白い空との下を、みじめな旅のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いて居りました。」
久しぶりに読んでみたらこの最初の一文に妙にときめいてしまいました。どこからどこへ行くのか、なんのための旅なのかわかりませんが、ガドルフはとてもつらそうです。それだけど、ささめやさんの描くガドルフの姿はグレーの背景の中をいきいきと歩いていて、それがヘンに合っていてとてもいいなと思いました。『曖昧な犬』なんかはどう見ても笑っているし、ガドルフもこの犬を見て元気づけられたのかも。

ストーリーは難解だけど、雨にぬれた大きな黒い家のことを『黒い寒天』と表現したり、とても不思議だけど、その描写は独特で鮮烈です。一度読むと、そのことばがぐるぐる頭の中をめぐるよう。
電光に閃く百合の様子は、絵にもことばにもとても力がありました。ささめやさんてすごいなぁとあらためて思いました。
百合の花は折れてしまっても、これまでの苦しみから開放されたように再び旅を始めるガドルフの姿に、不思議と勇気が湧いてくるのでした。
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