[ 息子に読む本 ] Archive
「ぱ」「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」
おしりのぞうさん
みんなびっくり:長 新太

とても古い本だけど、わたしは読むのも初めて。どっちかというと、長さんの作品はあたらしいものの方が物語がしっかりとしていて好きなのだけど、これはちゃんと起承転結があっておもしろかったです。
いたずらこざるがやってきて、ぞうのおしりにぞうの顔を描いてしまいました。ぞうはそれに気づきませんが、前にも後ろにも顔のあるぞうにみんなはびっくり。こわくなって逃げてしまいます。なんでだかわからずになんだか寂しくなってしまうぞうさん。
読んでいるとぞうさんが気の毒になってしまうのだけど、寂しそうにしているのにおしりに顔があって笑い泣きしてしまいました。
チョコレートパン
チョコレートパン:長 新太

「今年は実用的なものを贈ろうと思うけど、なにがいい?」と聞かれたけど、いくら考えても長さんの絵本しか思い浮かばなかったもので...。
長さんの本は無限にあるので収集していると収拾がつかなくなりそうですが、それでも数ある中の目立たない作品は、気づくと絶版になってしまっていそうでついつい。あぁ、トリとぼく...。
チョコレートの池にパンがやってきて入ります。そしたらチョコレートパンの出来上がり。パンではないものたちもぞろぞろやってきます。
それだけのおはなしだけど、絵を見ているだけで楽しいです。長男は「かえるとカレーライスみたいだ」と言っていました。次男はチョコレートパンが食べたいと言っていた。わたしもー。
くいしんぼうさぎ
くいしんぼうさぎ:せな けいこ

うさぎシリーズのこんな本があったなんて知らなかったーと思いながら買った本でしたが、2004年に初めて出版されたようです(おばけのてんぷらは1976年)。
あるところにとても食いしん坊のうさぎがいて、いろんなところでごちそうをみんな食べてしまうので、誰からも呼ばれなくなってしまいました。かわいそうに思ったなぁちゃんが自分のおうちに呼んで、ごちそうをたくさん食べさせてあげたのですが、食べ過ぎて太ってしまったうさぎは地面にめり込んで地球の反対側に行ってしまします。
そんな無茶な...という展開ですが、予想通りこどもたちには大ウケでした。うさこにそっくりだけれど、メガネをかけていないからうさこではないのかな。
せなけいこさんの絵本は、他にも『ねないこだれだ
ナンセンスな絵本ばかりで大きくなっていく息子たち...。ちゃんと立派な大人になれますように。
べろべろば〜
おばけのてんぷら:せな けいこ

長男が小さい頃に、母がビデオ絵本というのを図書館で借りてきてくれました。おばけのてんぷらをキタローが朗読しているものだったのだけど、読み方が面白くて繰り返し見ました。
その後絵本を買って、キタロー風にわたしが読み聞かせ続けているのですが、いまとなっては次男の大のお気に入りの絵本です。
トイレトレーニング中に読んであげたからか、トイレに行くたび(う◯ちが出るまでの間)読んでーと言います。この子は大人になっても、もよおすたびこの本を思い出すのではないかしら。
わたし自身は、うさこの間抜けさに少し苛立ちながら読んでいた気がするのだけど、いま読むとマイペースでピュアなうさぎだなと思いました。
こどもたちはおばけが小さくなるところと、おいしそうにてんぷら食べているところが好きみたい。こんな風に揚げたものを片っ端から食べていけばおいしいだろうなぁ。お味噌汁やご飯をよそったりテーブルに並べたりせずに、こんなふうに立喰すればわたしも楽だ。
クルマ的思考
ねむる:長 新太

「ねむる」ことについて研究している男の子のおはなし。夜中に目が覚めたら枕と布団が「グー」と寝ていたり、朝トイレに入ったらトイレが「スー」と寝ていたりします。「椅子や机にも魂があると思う」とおっしゃっていた、長さんの思想が垣間見えるようです。
だけれど、学校でそのことについて聞いてみると、先生は「じゃあ夢のことも研究してみたら」とつまらないことを言うんですね。そのあとには子守唄の研究もしたらなんて言われて、「ぼく」は自信がなくなって寝てしまうのですが、さりげなく書かれているけどちょっと切なくなりました。
子どものこんなすてきな発想には、もっと耳をかたむけるべきですね。
うちの子どもたちも、エンジンの止まっているクルマを見ると「寝ているね」と言います。次男は毎朝登園の途中に会うクルマにあいさつしたりしているのですが「あのマーチ、なんて言ってる?」などと聞いてくるので、面白い答えを返すのにこちらも必死です。でもたいてい余裕のない場合が多く「早く行かないとバスが来ちゃうよーって言ってる」なんて、親の都合でしかないような返答をしてしまいます。反省反省。
ムニャムニャ
ムニャムニャゆきのバス:長 新太

降りてくるのは、海のさかなや三角定規や徳川家康などなど...。凡人にはとうてい思いつきそうにないものたちが次々と降りてきて、ページをめくるたびにドキッとしてしまいます。それにしても、大阪のおばちゃんもびっくりしてしまいそうな大胆な色使い。
うちでは長男には大ウケだけれど、次男は真顔で見ています。三角定規とか、わからないかな。
ところでムニャムニャってどんなところでしょう?気になるけど、わからないからおもしろいんだって。そんなことをきいてはイケマセンイケマセン。
最後のページ、大好きです。
さかなたちの旅
ノンビリすいぞくかん:長 新太

小学生の頃好きだった記憶があって、懐かしくて久しぶりに読んでみました。内容はまったく覚えていなかったんだけど、予想以上のナンセンスに脱力です。
水族館にいるらしい魚ごとの短編になっているのですが、水族館でのエピソードはほとんどなくて、タコがジャイアンツの試合を見に行ったりフグが刑事ドラマの撮影に混じってしまったりと、かなりぶっ飛んだ内容です。わたしはたしか、これで読書感想文を書こうとしてダメ出しされた記憶が...。
最近までわたしの本棚に並べてあったのだけど、いつの間にか長男のお気に入りになってしまいました。一度試しに読んであげたら思った以上にはまった様子。確かに、男の子が大喜びしそうな内容なのです。ところどころにコマ漫画があるのも、少年の心をくすぐるのかもしれません。
わたしはさすがに、ここまでくると大喜びはできないかしら。おもしろいんですけどね。谷川俊太郎さんが「長さんの文章は、ナンセンスすぎて時々不安になる」というようなことをなにかの対談でおっしゃっていたけど、それにすごく納得しました。別の本ですが、『ブリキのおまるにまたがりて
でました
ちへいせんのみえるところ:長 新太

数年前、わたしは先に原画を見たのですが、あまりの不思議さにいったいどんな内容なのか気になり、すぐに絵本を買いました。でも実際に読んでみても「こんなのあり?!」といった感じ。
地平線の広がる野っぱらで繰り広げられる思いもよらない物語。脳みそがびっくりしてしまいますが、突如現れるなにかの気配や、そのあとの静けさまでも不思議と伝わってきます。
それにしてもこんな本のどこがおもしろいんだろう?と思わないでもないのですが、こどもたちに読んであげると大喜びするのでした。そしてその様子を見て、わたしもやっぱり大喜びしてしまうのでした。次男の方は、読んだあとで必ずわたしから絵本を奪って、最初から読み直します。字は読めませんが、昨晩はいちいち「でまった!」と叫びながら読んでおりました。
しかし長さんはこの絵を一枚一枚描いたのですね。きっとすごい速さで描いたに違いないけど、制作中に不安になったりしなかったかしら?とか、余計な心配をしてしまいました。こういう絵本が認められるのも長さんでこそと思うのですが、もっともっとナンセンスな、素敵な絵本作家が増えてくれるとうれしいなぁと思うのでした。
Amazonのイメージのところに、裏表紙に長さんのサインの入った画像が掲載されています。たこのイラストが「でました」しています。こんなサインをもらった方、幸せ者だなぁ。
自分のおこないは自分に返ってくる
しんせつなともだち:方 軼羣 (作), 村山 知義 (絵), 君島 久子 (訳)

雪の降る寒い日、食べ物を探しに出かけたこうさぎはかぶをふたつ見つけます。ひとつは自分で食べることにして、もうひとつをろばにあげようとろばの家に行きますが、ろばは留守。こうさぎはかぶをろばの家に置いて帰ります。ろばも食べ物を探しに出かけていて、さつまいもを見つけますが、家に戻るとかぶが置いてありました...。
いいことをすると、必ず自分にもいいことがある。という教訓のようなお話しですが、わたしは思わずこの逆のストーリーを想像してしまいました。悪いことをしても、きっと自分に返ってきます。息子に読み聞かせながら、ついそんな余計なことまで話してしまうのでした。
先日、今夜のスターは誰だもあわせてリニューアルしたんですが、環境によってはページのレイアウトがぐだぐだになっていることわかり、慌てて直しました。マイミクUIさんにお手伝いいただき、だいたいの環境からはまともに見えているんじゃないかなぁと楽観視してます。
昔はIE一筋だったけど、今になってIEにこんなに泣かされるとは...。今でも、WinのIE7.0ではスターのトップページがまともに見えてないんじゃないかなぁと思う。あとIEではテキストの回り込みに『float』を使うとどうもだめっぽいです。まぁ、とりあえずはよしとする。
















