冬の読書:2
どこから行っても遠い町:川上 弘美

川上さんの作品にしてはずいぶんと地味な印象がありましたが、独特の言葉遣いや暗さ、不気味さに惹かれました。
どの主人公にもちょっと影があって、ものがなしさの漂うお話が多かったです。「ロマン」というたこ焼き屋さんが度々出てきて、なんだか居心地がよさそうでわたしも行ってみたいと思いました。そういえば映画『茶の味』にも同じようなお好み焼き屋さんが出てきたなー。あそこの店名は「ロマンチ」でした(笑。
それで、『夕つかたの水』でロマンのアルバイトとして登場した赤い口紅の「あけみ」さんが、『蛇は穴に入る』では介護士の谷口くんに「化粧の濃いおばさん」と思われ、『濡れた女の慕情』では同じアパートに住む川原清に「ただのばばあ」呼ばわりされ、『貝殻のある飾り窓』では「絵にならないおばさんだなぁ」と。そんなあけみさんの登場が、とてもおもしろかったです。知らない人から見た自分の印象ってどんな感じだろうか。
『貝殻のある飾り窓』がわたしは一番好きでした。牟田菜摘という主人公の後輩がとても印象に残りました。彼女の言動に心がざわつきました。彼女のような人が周りにたくさんいませんように。
最後の『ゆるく巻くかたつむりの殻』の主人公は意外な人でした。
みんな高望みをしているわけではないのに、生きているだけでつらいことはいっぱいふりかかってくる。そのどうしようもなさみたいなのが、最後にどーんときてしまった。それでもみんな、淡々と生きていくのだけど。
人生は短くて、悩んでいるうちにあっという間に終わってしまいそうです。そして終わったあとはずっとずっと長いんだろうな。それでも、誰かの記憶の底で自分のかけらのようなものが生き続けるなら...。
表紙の絵がとてもすてきで、この作品にぴったりだと思いました。
冬の読書:1
今日もやっぱり処女でした:夏石 鈴子

難しい本を読む気力はないと思ったので、なるべくさらっと読めそうな女の人の本ばかりたくさん借りました。
夏石鈴子さんの本は前に2冊読んであまり好きではなかったのだけど、さらっと読めたことに希望をいだいてまた借りてみました。なんとも大胆なタイトルですが、今まで読んだ中では一番好きだと思いました。
人生に迷ってる感じの派遣社員のあおばちゃん、24歳。彼女の『あの、神様。わたしのこと、お忘れじゃないですか。』という、心のお祈りが可愛くてにやにやしてしまいました。地味でたいした取り柄のなさそうなあおばちゃんですが、彼女の視点で描かれるお父さんやお母さんや同僚の福貴子さんの人物像にあたたかさを感じました。ときどき電車の中で会うだけの『ジャポニカさん』もなぜか応援したくなる。あおばちゃんはまわりの人をよく観察しているなぁ。その視点がとても優しくて、あおばちゃんの人柄がにじみ出ているという感じに好感が持てました。
2011年のクリスマス
今年もいつもとまったく変わらないクリスマス。子どもたちはバレンタイン辺りからずーっと待ち続けたクリスマス。
次男はローストチキンのことをいつからか「やきとり!」と呼ぶようになり、おもしろいので我が家で浸透しています。今年の我が家のやきとりは、いつもの通りジェイミーのファンタスティックチキンでしたが、丸鶏が冷凍物でなかったのと、塩こしょうをいつもよりしっかり目に、おなかの詰め物をレモンから紅玉(時期はずれですかすかではあったが)に、バターの量を半分以下に、変更したことで、いままででいちばん美味しい焼き上がりとなりました。
ま、でも、新しいオーブンがちゃんと仕事してくれたことが一番大きいかな。
秋の洗足池
お天気の良い日曜日、歩いて洗足池まで行きました。行くだけで2時間かかったけど、とても楽しかったです。多摩川だより
DocumentaLy
DocumentaLy:サカナクション

いつもはささっとiTunesStoreで買うのだけど、実は『バッハ』の時にはCDにライブの先行予約券がついていたというのを後から知ってかなりへこんだりして。
だから今回のアルバムは発売前から予約待ちまでしたのだけど、待ち焦がれてやっと届いたCDは無情にもケースが粉々に砕けていたのでした。ケースぐらいと思ったけど、ディスクの出し入れができないぐらいの損傷だったため、一度も聴かないまま泣く泣く返品交換の手配。こんなこともあるのね。なんだかこんなことが多い気がする今日この頃...。
12畳の
数ヶ月前にだんなさんの旧友カズヲから譲り受けた大きなテレビ、わが家の良き友ホームエレクターの棚板を買い直してやっと設置できました。

















└ myurica (01/08 12:07 PM)
└ Kabachan (01/09 1:18 PM)